潜在意識について
普段我々はものごとを考え、決断している時に、すべて自分で選択、決定をしていると思っていますが、これは実相とは異なります。有名なリベットの実験をここで少し取り上げてみましょう。
人間は何らかの行動を起こす際に前頭葉で運動準備電位という活動が起きますが、その行為の意思が意識されるのは、その0.35秒後であるということを検証した実験です。つまり、我々が普段選択・決断していると思っていることは、その選択や決定を行う前に脳内では、0.35秒前にすでに意思決定なされているということになります。
従って、我々が“決断した”と思っている意識は、脳内で先に決定された事項について後追いで認識しているということに過ぎません。この我々が普段自分自身と捉えているのは顕在意識であり自我と言われるものですが、すべての意思決定はこの顕在意識ではなく、潜在意識によって行われているということです。潜在意識が決定した意思を受け取り自覚するのが顕在意識の役割とでも言えば分かりやすいでしょうか。
これらのことから言えるのは、顕在意識=自我には意思決定の権限を持たない、ただの観賞者に過ぎないということです。潜在意識が選択した物語を自分の意思と錯覚しながら観ているに過ぎないということです。
この視点を持つことが、神について考える際にも非常に重要というか、スタート地点になります。





